ジャイバーは、セーリングヨットで風下(追い風)帆走時、最も効率が良い帆走角度を簡単に求められる、スマートフォン用のアプリケーションです。
【詳細説明】
セーリングヨットで風下帆走時、どの角度で帆走すれば、速く目的地に到着できるでしょうか?
一般的には、どの角度で帆走したらよいのかを把握されている人は少ないようです。
ジャイバーを使えば、さまざまな状況下での帆走テストや、データ収集を行うことなく、簡単に風下帆走時の最適な帆走角度を求めることが出来ます。
ベストな風下帆走を可能にする為の補助ツールとしてご利用ください。
▼操作方法
・端末のGPS機能をONにしてJaiberを起動してください。(GPS機能がOFFの場合、位置と速度の計測が出来なくなります)
・標準では、風速の入力単位はメートルとなっています。
入力したい風速の単位がノットの場合、画面左上のmeterボタンをタップしてください。表示がknotとなり、knot入力モードになります。(メートル入力に戻したい場合は再度タップしてください)
・端末を水平に持ち、風上に向けてください。
・その時の風速を入力し、ENTキーをタップすると、帆走角度がPort/Starboard に表示されます。
→この時、風速は出来るだけ真の風速を入力してください。
→風速の入力単位がメートルの場合、風速で0、または20以上の入力をした場合は、エラー(ERR)表示となります。
→風速の入力単位がノットの場合、風速で0、または40以上の入力をした場合は、エラー(ERR)表示となります。
左右どちらの針路をとるかは、その時の海況、風の振れを念頭に入れて決めてください。
左右どちらかに進むか決定したら、適切なセールトリムをして帆走して下さい。
▼ログについて
ENTキータップしてPort、Starboardの値を求めると、自動的に各値をログに記録します。
→ログは300件まで保存されます。
300件を超えたデータについては、古いデータより書き換えられていきます。
→端末をPCに接続すると、PCからログデータ(CSV形式)を読み出す事ができます。
画面右上のオレンジの三角をタップすると、ログ画面に切り替わります。
メイン画面に戻るには、ログ画面左上の三角をタップします。
ログ画面にてCLEARをタップすると、ログが初期化されます。
▼端末のコンパス情報が正確でないと感じたら…(マニュアル入力モード)
端末の性能や天候・周辺の環境によっては、コンパス情報が正確に取得できない場合があります。そのような時は、コンパスの表示部(円の中に表示されている数値の部分)をダブルタップしてください。表示が緑色になり、数値が点滅します。
この状態で、テンキーから数値を入力すると、コンパスの値を手動で設定することができます。
→再び端末のコンパス機能を有効(オート入力モード)にするには、再度コンパス表示部をダブルタップしてください。
→オート入力とマニュアル入力モードの表示
Jaiber起動直後、通常コンパス数値の下にAと表示されていますが(オート入力モード)、ダブルタップした場合、Mの表示に切り替わります。(マニュアル入力モード)
▼マニュアル入力モード時、風速、コンパス数値は、表示部をタップすることにより、それぞれ再入力が可能です。(入力待機中で点滅している数値以外をタップすると、タップされた数値は初期化されます)
▼ENTを押下して計算をした後でも、風速の数値を部分をタップする事で、値を変更して再計算する事が可能です。
→コンパスがマニュアル入力モードの時は、コンパスの値も同様に変更可能です。
▼入力待機中(数値点滅状態中)にCキーをタップすると、入力中(点滅状態)の数値が初期化されます。
▼ENTキーを押してPort、Starboardを確定させた後にCキーをタップした場合は、全ての値が初期化されます。